購読紙夕刊に、“まちの記憶兜町”と題したマップがあり(20.8.24朝日夕刊)、兜神社の案内に目が留まった。日本橋の袂のようで、一度眺めたかなと思いつつ、再訪もよいと考え、歩くコースを検討。都内地図から、浜町公園、水天宮、そして日本橋の兜神社へ歩くことにした。手許資料「お江戸下町中央区神社案内」への登載はない。
浜町公園から 三田線神保町駅で新宿線に乗り換え、浜町駅に降りると、浜町公園の真上で、直ぐ公園。名は知っていたが、初めての地。意外に緑が多く、隣の隅田川堤へ上がって川を眺める。戻ると園内端に、清正公寺がある。あの加藤清正公だろうが、何でと思ったら、当公園は肥後細川藩中屋敷跡で、藩主が祀っていたと知った。
大通り新大橋通りへ出て右折。浜町神社は少し通りから入った地にあった。大震災、空襲を経て再建されたとある。前の方に続いて、手を合わせた。
水天宮は再訪 大通りへ戻り、人形町に松島神社を探す。右手のビル内に鎮座していた。都内には時々ある社。また軽く頭を垂れる。水天宮は、交差点の角にあり目立ち、すんなり本殿前へ進み、詣でた。安産祈願先として有名で、兄夫婦に同行したのは何年前だろうか。姪の時で、兄の孫は今年小学校と聞いたから7年前か。子宝犬の像もマスクをしていた(写真上)。大きな交差点を渡り、右奥小公園に茶の木神社があると町内案内図に見付け、立ち寄る。水が落ちる手洗い場付き瀟洒な小神社。また手を合わせる。
銀杏八幡宮は大通りを歩いたすぐ先。こちらは、境内は広いが、荒れた感じ。持参の冷やしタオルを濡らしたいが水道は出ない。軽く祈願し、直進すると正面に高速道路が見え始めた。右折し小網町へ。小網神社は、小路の住宅に挟まれた下町社で、右上には神楽殿もある。残り少ない小銭を賽銭箱へ入れた。
兜神社は何処? いよいよ兜神社。高速の下の川が日本橋川で、日本橋へと向かうが、高速下の道は込み入り、日本橋の外、江戸橋もある。町内案内図も見間違え、江戸橋付近をウロウロ。日本橋は先の筈と大回りし、三越を右に見て橋を渡るが、兜神社は無い。折よく交番前で、尋ねると通り一本違うと教えてくれた。首を傾げながら行くと、江戸橋近くのビルの間に見付かった。証券会社の鎮守様で、参拝後、前にある兜岩をカメラに収める(写真下)。源義家が勝利祈願の際兜を置いたとの伝説があるという。疲れた足で、地下鉄日本橋駅へと歩いた。(2020/9/15 K.K. 1346/1400)
◇日時 2020/8/31 ◇天候 晴れ ◇交通費 160円 ◇歩行距離等 9km 12,000歩 ◇資料 昭文社「東京都市図」、「まちの記憶兜町」20.8.24朝日夕刊、「お江戸下町中央区神社案内」 「通過時間等」自宅8:00-新宿線浜町駅8:55=浜町公園9:00=浜町神社9:15=松島神社9:25=水天宮9:35=茶の木神社9:45=小網神社9:55=日本橋10:20=兜神社10:30=東西線日本橋駅10:45-三田線大手町駅10:55-自宅11:40 |