下谷神社を知った。調べると未訪の神社で、都内台東区にあり、上野駅や上野公園が近いようだ。最近巡っている東照宮は上野公園にもある。先々月、日暮里から言問通りを歩いて不忍池へ出た時、寛永寺へは寄れなかった。これらの社寺を巡り歩こうと思う。しかし、この度歩いて三度も道や方向を誤り、大分余計に歩いてしまった。最近時折あることで、年齢の所為だろうか。
下谷神社に参拝 大江戸線新御徒町駅に降り、下谷神社を目指した。少し歩いて反対の方向へ歩いていると気付きUターン。地上へ出る際方向を失い逆へ進んだようで、深い地下鉄駅ではあること。下谷神社へ向け左折したが、神社は見当たらない。途中で尋ねると路地が一本違い、裏から回って、境内に入り本殿前で参拝。孫二人が就活中で、力添えをお願いした。奈良時代創建の都内最古の神社とある。社も門も古社らしいもの(写真上)。稲荷神社で、地下鉄銀座線稲荷町駅は当社に由来すると知る。江戸中期に寄席落語を興行し、その発祥の地という。
上野駅から上野東照宮へ 正面へ出ると浅草通りで、上野駅へ左折。右手が台東区役所だが、この辺りは初めての地で、上野駅は直ぐであった。正面から駅を眺めたことはなく、大きな駅舎である。上野駅前商店街は左手御徒町寄りだが、駅前には商店街はないのだ。駅の屋上へ出て、上野公園へ。東照宮を探すが公園は広く、森の下を歩いていたら、芸大前通りが見えて、また戻る。動物園の左隣の奥が東照宮であった。立派な大きな社殿で(写真中)、津藩主藤堂高虎が1627(寛永4)年自分の屋敷内に創建し、日光、久能山に次ぐ東照宮のようだ。大分前境内の庭園で寒牡丹を観賞した際、詣でたと思う。また手を合わせた。参道の大灯籠が凄い(写真下)。大名達が寄進したもので、50基程が参道両側に並んでいる。隣に五重塔が聳え、旧寛永寺のもので、東照宮共に幕末の上野戦争や震災、先の大戦でも被害から免れたという。
寛永寺へ 上野公園裏手の寛永寺へ歩く。公園内は林が繁り日射しは少ない。芸大前通りを渡り、国立博物館を回り込み霊園を右に見て、寛永寺へ。1625(寛永2)年徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願し、江戸城の鬼門(東北)にあたる上野の山に天海大僧正等によって建立されたという。しかし、上野戦争で燃失してしまい、現存寛永寺は再建の根本中堂である。境内へ入ると改装工事中で、テントで覆われ、こちらも2度目と思い、軽く会釈して、言問通りへ出た。バスの便はなく、JR鶯谷駅へ向かったが、鉄橋手前で近道をしようとしたら道は行き止まりとなり、大回りして鉄橋を渡り、鶯谷駅を探した。(2024/6/11 K.K.1560)
◇日時 2024/5/22 ◇天候 晴 ◇交通費 170円 ◇資料 「上野周辺お散歩マップ」 ◇歩行距離等 13,000歩 9㎞ 「通過時間等」 自宅8:25-大江戸線春日駅9:10-同新御徒町駅9:25=下谷神社9:55=上野駅10:05=上野東照宮10:30=寛永寺11:05=JR鶯谷駅11:45-三田線巣鴨駅12:00-自宅12:30 |