都下府中に東照宮、国府八幡、東郷寺を巡る

 都下府中にある東照宮は知っていたが、お参りしたことはない。処が、今年の1月船橋で東照宮に詣でる機会があり、調べると東照宮は関東周辺を中心として、そっちこっちにあると分かった。神君が崇められているのであろう。私も、日光の外、久能山、川越、群馬世良田、芝、そして上野にもあり、序に手を合わせたことはあった。それが、私の歩く先に加えることにし、まずは府中東照宮からである。

 府中東照宮は 京王線を府中駅に降り、右手の大國魂神社の参道へ出るとお祭りの準備中で、両側に、出店用テントが張られている。5月5日は当社の例祭という。府中東照宮は、大國魂神社の裏手にある。旧甲州街道を渡り、参道正面から境内に入るとお祭りの直前でもう賑わい始めている。私は、大國魂神社本殿に挨拶し、隣の東照宮へ。三つ葉葵紋があるが、閉社中で(写真上)、残念だが外から初めて参拝し、カメラに収めた。久能山から日光への遷座の途中に一夜過ごした社とある。奥の銀杏のご神木を眺めた。

 国府八幡宮へ 境内を出て、旧甲州街道へ右折し案内所で、国府八幡宮への道順を教えて貰い、大通りを行く。各町内会の祭りの山車準備中で、大太鼓もある。右折地点が一本手前であったようで、京王競馬場線踏切を渡り、住宅街を抜けると裏手が境内林で、中心に八幡宮があった。こちらも社殿内へは入れず、手前で手を合わせ、頭を垂れた。木造のシンプルで小さな社。奈良時代創建の古社であることは間違いない。林中のベンチで休憩し、一息入れた。広い境内の奥はトラックの駐車場のようだ。

 東郷寺山門を眺める 参道を旧甲州街道へ出て、京王線東府中駅を探す。最後は多磨霊園駅近くにある東郷寺。先日、徳光アナの寄り道バス旅の放映で知った。多磨霊園駅迄一駅乗車し、右手へ歩き出す。坂上から富士が見えたがシャッターチャンスはなかった。想定の地に寺院があり、山門を眺める(写真下)。大きめの門で、映画羅生門にも登場したと、徳光アナが紹介した。なるほどと思いながらカメラに収めた。急な石段を上がり、墓苑の端から富士を探したがもう雲の裏であった。当地は海軍大将東郷平八郎の別荘地であったという。同じ道を多磨霊園駅に戻り、帰途に就いた。(2024/5/24 K.K.1558)

◇日時 2024/5/5 ◇天候 晴  ◇資料 昭文社「東京都市図108」2004年4月 ◇歩行距離等 11,000歩 8㎞ 「通過時間等」 自宅7:40-都営線神保町8:29-京王線府中駅9:10=大國魂神社・東照宮9:20=国府八幡宮10:10=京王線東府中駅10:31-同多磨霊園駅10:40=東郷寺10:50=京王線多磨霊園駅11:12-三田線神保町駅12:10-自宅12:50