真夏はひまわりの季節。一斉に太陽へ向け開く黄色の大きな花は誇らしく、好きな花だ。この時期、ほぼ毎年ひまわりの咲く地を訪ねている。昨年、都下武蔵村山にもひまわりガーデンがあることを知り、夏を待っていた。ネットで、開園とアクセス情報を得た。武蔵村山は、都下三多摩内だが馴染みが薄く、土地勘はない。事前に手持ちの地図で調べたが今一はっきりしない。高田馬場駅から西武拝島線に乗り、玉川上水駅で多摩モノレール線に乗り換え、終点上北台駅から徒歩となる。確か上北台駅は二度目。意外に近く我が家から2時間掛からない。駅でパンフを期待していたが見当たらない儘出発。
遅かったひまわり 新青梅街道へ出ると、武蔵村山ではなく東大和市。やや不安になりながら側道を行くが郊外の疎らな住宅街で、畑はなさそう。芋窪や瑞穂、青梅という行く先表示を見ると、埼玉に近い東京も西だ。警察署は東大和署だが、署前の交差点を渡ると武蔵村山になった。そして、左手にひまわり畑の端が見え、近付いてびっくり。葉と茎はひまわりに違いないが茎のトップ、白い茎の面がむき出しになり、林立している。最初は理解出来なかったが、花が切り落とされたらしい。正面に回ると中央部畑のひまわりの花は咲き残っている。その中でも、花切り落とし作業が行われていた。
大きな花はロシア種 ひまわりガーデンはそう広くはない。大きな畑が中央の道路を挟んで二枚。その周囲に小さな畑が三枚ほど。道路端の花が落とされ初めているらしい。私は、大きな花を眺めながら、畑を巡る。ひまわりの種類に、ロシアやヴァレンタインなどがあるとの解説があり、大半は高く大きい、私の好みロシア種(写真上)。作業中の方に出会う。この時期花が垂れるとミットもないので、切っているという。8月に入ったばかりだが、ひまわりはお終いらしい。確かネット情報では7月半ば開園だったから、私は、2週間前後に見頃となろうと勝手に想定し、本日になった。ピークは先月末であったと知った。花期は難しく、外すと一年後だが、今回は最終期にどうにか間に合ったという処か。
ひまわりをぽんちゃんへ 鑑賞者も少ない中、シャッターを切りながら畑を巡ると隣の畑には、緑のトンネルがあり、おばさん達に混じり私も通過(写真中)。ゴ-ヤのトンネルのよう。コスモスも咲いている。一回りし中央の通路へ戻ると、目の前にひまわりの花が転がって来た。作業中の方に、貰いたいと伝えたら、もっと良い花をと手渡してくれた。ひまわりガーデンを出て、往路をそのまま戻る。帰宅後、ぽんちゃんに見て貰おうと、大きなひまわりの花を花瓶に入れ仏前に供えた(写真下)。花瓶は家内が編んだ籐の飾り付き。2人は見ているだろうか。(2016/08/16 K.K. 1052/1100)
○日時 2016/8/4 ○天候 晴 ○費用 1,410円 ○資料 昭文社「東京都市図 129 昭島」2004年4月 ○徒歩距離 6km 9,000歩 「通過時間等」自宅8:00-JR巣鴨駅8:34-西武高田馬場駅8:47-多摩モノレール玉川上水駅9:39-同上北台駅9:45=ひまわりガーデン10:00/10:30=多摩モノレール上北台駅10:45-西武玉川上水駅10:58-JR高田馬場駅11:50-三田線巣鴨駅12:06-自宅12:30