花咲く礼文島から高峰が聳える利尻島へ

ツアー2日目、本日、フェリーで稚内から礼文島へ渡り、桃岩コースから澄海岬、スコトン岬を巡って、午後利尻島へ渡り、姫沼からオタトマリ沼、仙法志御崎公園と回るコース。今回ツアーのメインポイント巡りで、どの程度ハイキング出来るか。天候は良く、添乗員によれば、一週間前までは雨が続き、我々は恵まれたと盛んに宣伝する。

 花咲く礼文桃岩丘陵 フェリーが礼文島香深港に着きバスに乗り換え、桃岩コース口に降りハイキング開始。バスガイドを先頭に桃岩丘陵へ上がる(写真上)。草原の間の山道沿いに花々は次々に見付かり、ガイドの説明を懸命にメモするが追い付かない程。青紫のツリガネニンジンが目に付く。紫花リシリブシはトリカブトで、アイヌは毒矢に使用したという。中腹の横断道へ上がった先で、レブンソウが残っているとガイドが上方を指さした。ズームにしシャッター切ったがどうか。また上りの道となり、程なく展望台へ。右手の大岩が確かに桃のよう。その先は断崖となり海に落ちている。風が強く長居は出来ず、また教えて貰った花々を楽しみながら同じコースを下る。バス内でパンフ掲載花リストを確認すると、レブンシオガマやヤマハハコ、イブキトラノオ、エゾカワラナデシコ、イブキジャコウソウ、アキノキリンソウにもチェックし、手帳には、チシマワレモコウやシオガマギクなどもメモしてあった。

 澄海岬からスコトン岬へ バスで澄海岬へ移動し、小さな岬を上下する。花もあるが断崖絶壁が絶景(写真中)。2,3度シャッターを切った。売店で、ガイドオススメのトド肉を食べる。無味な鯨肉のようで、Kさんと一致した。トドは、最近オホーツク海から来て居付き、魚を大量に喰い荒らし漁民の敵という。次のスコトン岬は本州でも見られる普通の岬で、入口中央を土産売店が占めていた。昼食後、フェリーで利尻島へ。

 利尻山を一回り 利尻島は、利尻山(1721m)を中心にした円形状の島。百名山の高峰は何処からでも眺められ、一時天候が急変し雲の中となったが、宿泊先鴛泊に近付いた時は、また全貌が目の前に迫った。
鴛泊港から近い桜沼では沼一周のミニハイク。隣国人や高齢者も混じり、列を成し木道を歩く。沼端の展望台から、利尻山をカメラに収めた(写真下)。バスは時計回りに走り、オタトマリ沼。利尻山麓なのに見えない。急に雲が出て覆ってしまった。仙法志御崎公園では飼われたオットセイを見て、ガイドの薦めで昆布の買い物。利尻産の本物で、品物は保障だろうが、現地でも思ったより安くはない。また車窓から利尻山を見上げると、意外に急峻な岩峰。山の先輩Hさんは若い時登頂したと言うが、現在の私には無理と思う。宿で温泉に浸かり、今宵もKさんと利尻の海鮮料理で麦酒を楽しんだ。最後の3日目はフェリーからバス、そして稚内空港から羽田空港へと乗り物だけの復路であった。(2017/09/09 K.K. 1132/1200)

◇日時 2017/8/21  ◇天候 晴 ◇資料 宗谷バス(株)「礼文島」「利尻島」 ◇歩行距離 10km 13,000歩 「通過時間等」宿泊先6:00-稚内港6:30-礼文香深港8:20-桃岩コース8:40=桃岩展望台9:20=桃岩コース口9:40-澄海岬9:50/10:20-スコトン岬11:00/11:30-(昼食)11:50/12:25-香深港13:25-利尻鴛泊港14:15-姫沼14:25/14:50-オタトマリ沼15:20/15:45-仙法志御崎公園