カタクリの花情報を思い出した。先日、練馬清水山の森に花が咲いたとの新聞記事(毎日新聞17.4.3)を切り抜いておいた。読み直すと、今月中旬迄見頃とある。ギリギリかなと思いながらも地図を見ると、白子川沿いのよう。同川は板橋区の外れを流れ我が家から近い。練馬の源流を眺めたことを思い出し、記録リストから、牧野記念庭園を訪ねた時(07.7.16)と分かった。源流から白子川を下り、清水山の森へとコースを設定した。
白子川源流から バスを乗り継いで西武線大泉学園駅から白子川源流へと歩き出す。しかし、都内の市街地歩きはスムーズにはいかず、尋ねながらも右往左折し、源流のある大泉井頭公園に着いた時は、15分の処倍の時間が過ぎていた。源流は二度目と確かめ、再会の丸葉柳の古木に挨拶し、川沿いに下る。直ぐ密集住宅街の間の水路となり、これまで歩いた神田川や石神井川と似たような風景。白子川は大分狭い。西武池袋線下は通れず大回りし妙福寺前となり、境内に咲く桜に惹かれ軽く参拝。また白子川へ戻り下り続ける。処が河川工事中でまた迂回すると、川は消えてしまった。探すが見付からず、道路開発中の地に至り、右を見ると先程バスで通った大通りのよう。三叉路で、暫し地図と道路等から位置、方向を検討。目白通りの突き当たりで北園の交差点と判断する。
目白通りから再び白子川へ 目白通り側道を行くと、先に高速道路がちらつき始め、想定通りで、高速練馬IC下に白子川を取り戻した。一度歩いた地かなとチラッと掠めたが、違っていた。前方に森や高い樹が見えるとそろそろかなと期待するが中々到達できない。また住宅街の間の水路となり小さな橋の袂で、もうすぐと教えられ急ぐ。そして、林と白いテントが見え、目指す清水山の森であった。案内の方はパンフを手渡してくれながら、もうお終いですと連れない返事。
カタクリと清水山の森 遅かったかと思いながらも、林内を巡る。カタクリの花を本格的に観るのは初めて。花はあるが萎んでいる様子。それでも、シャッターを切りながら土手を上がる。鑑賞者は多く、狭い遊歩道を巡っている。上がるに従い、花は残りまずまずといった処(写真上)。
清水山の森は、白子川の土手の一画で、櫟や楢の木が繁る。住宅開発から免れた貴重な緑地のよう。地元の先駆者が自生のカタクリを守り、現在では区が整備し管理しているとある。結構広い林、土手で、その中の斜面に多くのカタクリが花開いている。10万株と新聞記事にあった。湧水もあり、都の名水に選ばれているらしい。木々も浅緑の葉を出し始め、春を実感する(写真下)。
林を出て坂を上がるとバス停。着くと同時にバスが来て成増へ。車中、白子川源流からは距離があり、欲張り過ぎと地図読みの甘さを反省した。 (2017/05/01 K.K. 1102/1200)
◇日時 2017/4/13 ◇天候 晴 ◇資料 毎日新聞「カタクリの花見頃」17.4.3、練馬区「清水山の森」 ◇歩行距離 13km 17,000歩
「通過時間等」自宅8:35-東武成増駅9:11-西武大泉学園駅9:40=練馬井頭公園10:20=西武池袋線踏切10:40=妙福寺10:50=北園交差点11:10=高速練馬IC下11:30=清水山の森12:00/12:15=土岐田二丁目バス停12:20-東武成増駅12:50-自宅18:10