5月の天城山での怪我の後、最初の山歩きとして御岳山を選ぶ。家族向きのハイキングコースで、足の回復を確かめるには手頃であり、Y君のホームコースでもある。5時頃タマと殆ど同時に目を覚まし、お握りを作ってもらって出発。立川駅まではいつものコース。同駅は奥多摩方面に出掛けるハイカーで混雑している。9時30分頃鳩ノ巣駅に到着し、水を汲み、軽い準備体操などをした後出発。
鳩ノ巣をスタート 鳩ノ巣渓谷を眼下に見るも、紅葉にはまだ早い。天候は曇りだが暑くも寒くもない日和。緩やかな上りの山道が続く。道端に野の花が咲いているが名前は分からない。廃屋の手前で道を間違える。すぐに気が付き、分岐点まで戻り再び本道を進む。岩場の多い道となり慎重に登る。大楢峠に到着して、休憩。正面に見える山を地図と磁石で検討し、鋸山との一応の結論。
御岳神社に参拝 御岳山に向けて、コースを左に採る。下りのハイカーと擦れ違うようになる。我々のコースは御岳山からの下りのコースとしての利用が多いようだ。途中、あけびや、茸を見付け、木々の色付きは未だだが、秋を感じる。沢で休憩した後、順調に御岳神社下の宿坊の間を通過。階段を上り切ったところが御岳神社。Y君はいつものように頭を深々と下げて参拝する。御岳神社手前を大岳山寄りに入った長尾平の展望台で昼食。ビールを飲もうとしたが、賛同を得られず止める。Nさん、YМさんより、ぶどう、なし、漬物などを戴く。
日の出山へ 昼食後、日ノ出山に向けて出発。良い道が続いたが、東雲山荘の近辺は階段状の急な上り。階段の中が広く長身のY君向きと、他の三人の意見が一致。日ノ出山の頂上は石垣に囲まれた城のようなところ。期待した展望は曇りで利かず、残念。休憩をして、YМさんより温かいコーヒーを戴く。
いよいよ下りで、杖を出して、転ばないように一歩一歩慎重に下る。先日のNHKの「中高年登山教室」で見たように、静荷重、静移動を心がけ、特に足を引きづらないように注意する。15時を過ぎると秋の林の中は薄暗い。琴平神社に到着し、Y君また参拝する。ここからは、道が悪くなり、狭い上に雨が降ったら沢筋になるようなえぐれた石の多い道。YМさんが滑って転ぶ。YМさんも、10年前小生同様の怪我をしたとのこと。心配したが、大丈夫のよう。ゴルフ場の横に出て、山道はここまで。無事下山。
ハイキングコースとはいえども、約6時間歩き通し、皆が心配してくれた足はなんともない、また、多少不安だった下りもなんとかこなすことができた。8月末に医者が保証してくれたように、足は順調に回復したようだ。これで、山歩きの再開に一応のめどが付いた。今回お付き合い下さいました皆さん、ありがとうございました。(95/9/30 65/100)
追記 右足首怪我後初めての山歩きで、支障なく歩き通し下山できた。怪我の際にお世話になった病院や家族、職場などの色々と御心配戴いた多くの皆さんにも、感謝した。御岳山のこの地はレンゲショウマの群生地があり、夏にも数回訪ねた(08.8.14他)。御岳山は、奥多摩手前の低山で人気の山で、日本百低名山を歩く(110頁)登載の山である。