私が登った百の名山&低山=関東編=「つつじ咲く赤城・黒桧山に登る」

 黒桧山登頂 山友Yさんと赤城山の最高峰黒桧山(1,828m)に登る。JR前橋駅から赤城神社迄タクシーを利用。神社先の登山口から登り、頂上までは1時間20分を要した。岩の多い林の中の登山道が続く中、二、三度右手が開けて赤城大沼や地蔵岳が見えた。林を抜けて背丈程の潅木の中の道を分けて進むと頂上に着く。距離的には資料どおり初心者向きだが、結構急登が多く、ゆっくりと登るも少しばてた。前夜遅かったのが影響したのかもしれない。途中赤城小沼が見え、赤城は二度目だが小沼は始めてで、意外と高所にあることを知る。黒桧山頂上は、ほぼ360度の展望があり、男体山、至仏山、谷川連峰、八ケ岳等が見えた。

 覚満淵へ 下山は、御黒桧大神、駒ケ岳を経由して、覚満淵の手前の車道に下り、覚満淵を覗いた。下山コースは、関東ふれあいの道・群馬県35「黒桧山から花見ガ原への道」の一部で、急坂には階段が設けられていたが、一部土砂が流れて横木がハードルのようになっているため、かえって歩きにくい。二カ所程鉄製の階段があったが難なく通過。

 つつじ咲く山麓 入梅時にもかかわらず一日中快晴で、それでも半袖になるほどではなく、程良い気候。丁度つつじが見頃で、高い黒桧山周辺ではピンク、下では朱色のものと違いがあり、また、白色のつつじをも見ることができた。赤城山周辺には、つつじ狩りを兼ねたハイカーなど沢山の人が出ていて、登山道、山頂でも多くの人と出会い、また帰りのバスは満員で、前橋駅前まで立ち放し。

 Yさんとは岩殿山(96/2/3)以来の同行で、神社巡りを趣味としている彼向きに本コースを選ぶ。彼は上りでやや遅かったが、大きなザックに一杯様々なものを詰めたためで、山頂では昼食に、最近仕入れたというクッキング器具を使用してライスカレーを作って貰った。
 朝、高崎迄の列車が少し遅れたため、予定の列車で前橋への乗り換えが出来ず、バスに遅れてしまい、結局、同じ事情の婦人登山者と赤城神社迄タクシーに相乗りした。料金的には割高になったが、時間的余裕ができて、黒桧山山頂でゆっくりと昼食を楽しみ、予定より一時間前に帰宅することができた。
 登る前に赤城神社で安全を祈り、日頃の御礼をして、絵馬とお守りを求めたが、今回は地酒とたまへの水は省略した。Yさんは、例によって丁寧に参拝し、社務所で持参の印帳に記帳などを受けた。
 翌日は、少し足が痛かったが、山形のおばあさんにお供して巣鴨のとげぬき地蔵に参拝。(97/6/7 42/100)

追記 赤城山の主峰黒桧山は百名山であるが、そう苦労なく登頂できた山であった。麓に広がる大沼が印象的であった。赤城山南麓に関東ふれあいの道群馬県コースがあり、歩いた(17.5.20)。笹薮の中が多く、下った先にも三夜沢の赤城神社があった