2013年の夏山に黒斑山へ登った。浅間山外輪山の一つで、浅間山登山禁止のため、深田百名山ではその代わりの山ともされていた。事前に調べると、登山口高峰高原から2時間のコースとあり私には適度で、アクセスも長野新幹線佐久平駅からJRバスで約1時間である。山友Kさんに同行をお願いした。
高峰高原車坂峠を出発 高峰高原車坂峠にバスを降りて、表コースをスタート。本日は8月最初の土曜日とあり、天候も良く少なくない登山者が見受けられ、我々の前も、男性リーダーに引率された山ガール3名が元気に歩いている。林の中の緩やかな上りの道から一旦鞍部へ下って、再度上りとなると登山道らしく岩石の転がる中を行く。久しぶりの山登りに息が切れかけたが直ぐ戻り、上り続ける。展望の地へ出て、休憩中の山ガール一行を追い越す。チラッと覗いた前方の山々は篭ノ塔山や水ノ塔山のようだ。一度登ったことがある(2000.7.10)。我々も坂の途中で休憩。高齢者夫婦が追い付いて来た。
避難小屋前を通過 直ぐ上が槍ケ鞘のシェルターのある地点。火山爆発時の避難小屋であるが、外形的には金属製の山小屋。林を脱すると前方に高峰が立ちはだかり、噴火のためか右側は深く切れ落ちている。目指す山は目の前の岩峰か、それともその左の頂か。既にガレ場の登山道には多くの男女が取り付いている。我々も、気を引き締めてガレ場へ踏み出した。花が紫色の高山植物に出会う。後にヒメシャジンと知った。岩石を避けながら一歩一歩上がる。トップに上がったが前方には雲が立ちこめて展望はない。
浅間山を仰ぐ 反対側へ出ると雲が流れて、黒い高峰が姿を現した。Kさんにも知らせ浅間本山を眺める。いかにも火山らしく草木のない岩山というか瓦礫の山のような異様な山肌である。シャッター切っていると、雲が覆い始めてしまい、一瞬のことであった。当地はトーミの頭で山頂は左手先にあり、また上がり続ける。丁度2時間弱で登頂、標高2,404m。スタート地点が約2,000m弱で、1時間で上るのが300m見当というからほぼ計算通り。狭い山頂で、他の登山者に混じって昼食を取った。
中コースを下る 現在では、奥の前掛山まで登山が許されているらしい。そちらへ向かう若者が散見されるが、我々はここから下山。直ぐ下で、また雲が切れて浅間山全容を眺めることが出来、裾には一筋の登山道も見えた。ザレ場の途中から中コースを下る。アカマツの深い森の中を、時々花々を眺めながら、予定通り車坂峠へ下山。ホテル温泉で汗を流した後、食堂で冷えた麦酒で喉を潤しながら、バスを待った。
今回は、念願の黒斑山に登り、往復時にはコオニユリやウスユキソウ、シモツケソウ、ノギラン、アサマフウロ、ヤナギラン、キスゲなどにも出会い、楽しい夏山となった。紅葉の時期には再訪もとの想いを抱きながら帰途に就いた。Kさん有り難うございました。(13.8.3 101)
追 記 この頃浅間山は登山禁止で、黒斑山は、深田百名山ではその代わりの山とされていた。浅間山を間近に眺めることが出来た。その後登山可能になったが、裏の鬼押し出しから噴煙を眺めたのが精々であった(21.8.30)。

