私が登った百の名山&低山=甲信越編=「花に釣られ花を追いかけて登った白馬八方尾根」

 八方尾根は霧の中 リフトに乗り、八方山麓駅から兎平、黒菱平を経て八方池山荘前へと上がった。しかし、天候が良くなく、霧が立ち込め展望どころか、視界が数メートル先しかない。白馬滞在二日目の本日は、単身八方尾根を歩こうとアルペンラインのリフトに乗ったが、予定変更は止む得ない状況。多くのハイカー達が次々とリフトで到着し、霧の中をスタートして行く。私は、無理せず、山荘前の案内にある近くの散策コースで済ませようと、登山道を上がる。岩ゴロゴロの道で、昨夜の雨で濡れ、歩きにくい。直ぐ上の展望台を目指したが、良く分からず、次の高台へと進む。

 花々を追い第二ケルンへ 高山植物が次々と現れて、可憐な花を開いている。カメラに収め手帳にメモし、ゆっくりと上がり続ける。カライトソウ、ワレモコウ、ノコンギク、ウツボグサ、タムラソウ、クガイソウ、マツムシソウ、シモツケソウなどで、昨日の栂池自然園とは異なる花も多い(写真上)。タムラソウはアザミと似ているが別種の花。歩きやすい木道となり、花々を追いもう少しもう少し歩こうと先へ進み 肩の休憩所迄上がることにした。  
 僅かだか、霧が後退し視界が広がった。マップで確かめると、直ぐ第二ケルン(2,005m)のよう。近付くと人造の石塔で、登山道の目印だろう。シャッターを切った。前方の坂上にも、次の八方ケルンが見える。ここまで来たら、当初予定の八方池へ足を延ばそうと決断。雨の心配はなさそうだ。

 八方池を往復 岩だらけ道だが緩やかな上りで、順調に進み、坂の途中に建つ八方ケルン(2,035m)を見る。尾根道は広く、白い花ウメバチソウが目一杯開花中。そして、第三ケルン(2,060m)を通過すると、下りに入った。白馬三山の展望地の筈だが、本日はとても望めず天候は変わらない。右手下からもハイカーの声が聞こえ始めた。霧の中だが八方池がその方向と分かった。私も坂を下り、唐松岳への分岐を分けると直ぐ池だったが、霧で半分しか見えない。池端のベンチでザックを下ろして休憩し、水を飲んだ。直ぐ傍にワレモコウの集団を見付け、今度は携帯に写した。

 下山し白馬駅へ 下山は、同じルートを下る。人気のコースのようで、尾根道から登山道を上下する家族連れやグループと次々と交差する。狭い道で上りのハイカーを待っていると、後から急かされる程。ストックを使いながら、慎重なのはいつもと同じ。岩は乾き滑る程ではなくなった。八方池山荘前に到着し、第一ケルンを探す。池の先にあったが何故か通行禁止。離れた地からカメラを向けて、またリフトで帰途に就いた。山麓駅から白馬駅迄歩き、駅前バス停で、小谷からの同行者の到着を待った。(2014/8/31 102)

追 記 八方尾根は、北ア白馬山系唐松岳手前の2000m超の長い尾根であった。夏山の人気のコースで、リフトを乗り継いで尾根へ上がった。当時白馬村である夏季集会がありオブザーバで参加していた。その合間に、白馬山麓の栂池高原や塩の道を歩いた。