私が登った百の名山&低山=甲信越編=「れんげつつじ咲く湯ノ丸山麓を歩く」

 360度の大パノラマに歓声 湯ノ丸山頂上(2101m)に立ち、360度のパノラマに歓声をあげる。近くは蓼科山、その左に八が岳、富士山、右に南アルプス、奥には御嶽山、そして、北アルプスは未だ雪で覆われた山が連なり、その中でも槍が岳が目立つ。振り向くと、山越しに地肌を出した浅間山が白煙を上げているのが見える。更に反対側には、その名の通りの烏帽子岳が指呼の距離だ。流石に2,000mを超えると展望がすばらしい。梅雨時に天候に恵まれたのがラッキーだ。

 レンゲツツジ満開 湯ノ丸山麓鞍部中程の鐘の塔付近から柵の中に入り、少し下ったら、れんげつつじの群落に出会う。それまで見たれんげつつじはいずれも花が疎らで、物足りない思いであったが、それが一変に飛んでしまった。赤でもない橙でもないつつじ特有の色の花が一面に咲き誇っている。早速、カメラを向ける。評判通りのれんげつつじに、今回の目的が適い、一同満足。
 今回は、近所の友人Hさんに誘われて、長野県と群馬県境にある湯ノ丸山麓につつじ狩りを楽しむ。メンバーは総勢7人。Hさんのワゴン車で新高島平を出発。心配した天候は良く、妙義山がいつもよりはっきりと見えるとHさんは言う。

 当地は家内の故郷 11時半頃に山麓の地蔵峠に着く。ここは小生にとっては確か四度目。家内の故郷の町だからだ。1968年8月に家内の実家に最初に訪れた時に一緒に登った。当時は山麓の寂しい峠であったと思うが、現在はリフトを備えたスキー場に変わり、売店や食堂、ペンション等が立ち並び、ハイカー、観光客で賑わっている。れんげつつじの名所としても知られているようだ。
 早速登り始める。スキー場を上るが結構急坂で、N先生すぐ休憩を提案。坂を上り切ると鞍部となり、つつじは咲いているが、ちらほらでいまひとつと言ったところ。途中、休憩を多めに取りながらゆっくりと上がる。山頂が見え始め、登頂して休んでいるハイカーが下から見える。小生は二度目の筈だが全然記憶にない。狭い山道で、下りのハイカーと交錯しながらも、約1時間強で山頂に到着。風があり寒いのでジャンパーを羽織る。昼食代わりのおやつを食べながら、他の大勢のハイカーと展望を楽しむ。

 高山植物を観賞しながら下山 下りは特に注意すべきことを確認して下山開始。Hさんはすい、すいと前を歩いて行くが、小生はいつものように、ゆっくり、慎重に下る。途中、“みやまはんしょう”とか言う筒型の花を付けた珍しい高山植物を観賞し、カメラに収める。鐘の塔迄戻り、牧場の柵の中に入って少し下ると、見渡す限りれんげつつじ。つつじを楽しみながら、しばし薮を漕いでつつじの中を散策。牧場主の牛に追い出された格好で、本道に戻る。当時家内の実家でもこの辺の近くに牛を預けていたことを思い出す。スキー場の急坂を下って地蔵峠駐車場へ戻った。
 その後、東部町の湯楽里館で汗を流し、姫木平の平野山荘に泊った。(96/6/29  93/100)
                        
追 記 長野も東信の東御市にある湯ノ丸山は、家内の故郷の山で数回登った。麓の地蔵峠まで車で入れるので、気軽に登れる山である。その後地蔵峠から反対側へ歩き、池の平湿原から小諸の高峰高原へ歩いたこともあった(00/07/10)。