今年の秘湯の会開催の連絡が会長からあり、喜多方にある大塩裏磐梯温泉泊で、その前後の山歩きは現地で決めるという。11時過ぎ裏磐梯ビジターセンターに着いて情報収集し、歩く前の腹拵えと近くの食堂に入り、会長推奨の”ソースカツ丼”で昼食。丼ご飯の上に大きなカツが載りソースをかけたもので、東京のカツ丼とは違い、少し戸惑いながらも食べたが、盛りが多く持て余す程。人気のメニュー、店のようで満席。食後、会長選定のハイキングコース起点、檜原湖畔へ到着した。
遅い春の裏磐梯 裏磐梯サイトステーション前を4人組はスタート。目の前はレンゲ沼で、磐梯山を遠望する。当地は、春も初期で、タンポポが咲きツツジも開いたばかりのような新緑の下を行く。ジイジイとの鳴き声は春蝉らしい。一旦林を出て舗道を歩きまた遊歩道へ。途中、橋上から大きな魚が見え、鱒と会長の言。遊歩道はアップダウンが少ない上に舗装してあり、歩きやすい。人気の観光地裏磐梯の故か。当コースは檜原湖畔探勝路だが、東北自然歩道との標識もある。
吊り橋を渡る 時々湖、檜原湖が見え、また湖畔沿いになる。林は白樺の樹で、道端の灌木にピンクの花を付け、美しい。カメラに写し、後に調べるとタニウツギと分かる。湖には舟が浮かび、竿を振り釣り中。鱒かと思ったら、ブラックバスらしい。夏季シーズン前のこの時期にも、山中の湖で釣りを楽しんでいる太公望が多いと知る。
吊り橋があると会長が案内したが、私には湖と吊り橋は結び付かない。その吊り橋があった。入り組んだ湖の入り江を渡す橋で、ワイヤー吊り構造。なるほどと思いながら、カメラアングルを探した。普通の橋より、風景に馴染んでいるようだ(写真下)。
磐梯山と檜原湖 大きく左折する地点で休憩。正面が磐梯山で、爆裂の跡が現在もはっきりしている(写真上)。崩壊だが、吹き飛んだようにも見える。その時檜原湖始め多くの湖沼が出来たという。当地は裏側で、そうすると猪苗代の地は表だが、表磐梯とは言わないと余計なことを考えてしまった。バンガローのある地を通過。夏季利用だろうから、現在は放置状態で、廃屋のよう。これから再整備しシーズンを迎えるのだろう。いよいよゴールの長峯舟付だが、見えて来ない。道を違えたのではとの声も出たが、大通りへ出て、長峯舟付バス停。数分前バスは通過してしまったと会長。車を取りにスタート地へ戻る3人の許しを得て、私は次の高原駅バス停で待つことにした。
遊覧船発着所で休憩していると、私が初めて檜原湖を知った写真を思い出した。叔父夫婦が山形の田舎から当地に旅行した時の湖畔のものであった。約60年前ことである。予定より早く車が到着し、秘湯大塩裏磐梯温泉へ向かった。 (2018/06/14 K.K. 1187/1200)
□日時 2018/5/26 □天候 晴 □交通費 650円 □資料 北塩原村役場商工観光課「遊Viva裏磐梯」 □歩行距離 8km 11,000歩
「通過時間等」自宅6:20-JR板橋駅6:50-同赤羽駅7:09-同久喜駅前8:00-裏磐梯ビジターセンター(昼食)11:15/12:50-サイトステーション前13:00=しらかば橋13:20=休憩舎13:25=吊り橋14:00=長峯舟付バス停14:40=高原駅バス停16:10-大塩裏磐梯温泉米沢屋17:00