満開であった栃木八方ヶ原の躑躅

 またSさんにお世話になった。しかも彼の機転で、満開の躑躅を堪能することが出来た。栃木矢板の八方ヶ原はつつじの名所と大分前に知り、調べると最寄り駅はJR東北線矢板駅だが、バスの便はなく後回しにしていた。ツツジ花の時期を迎えSさんに話したら、オーケーを貰った。またまた感謝である。問題は現地の花期で、ネットで調べたが咲き始めたようだが、今一はっきりしない。

 八方ヶ原高原を下る 先月に続き、また東北高速道を北へ向け走って貰った。矢板ICで高速を降り八方ヶ原へ向かい、最奥の集落を越し山中へ入った。那須高原手前の山麓は広く、森林地帯は深い。県民の森は過ぎたが、未だ躑躅の原は見えない。案内に従い、レンゲツツジ群生地へ左折し森を抜けると高原へ出て、10時前に目的地大間々の地に着いた。つつじは咲いてはいるがぽつりぽつり。少し早かったかなとは2人の感想だが、それでも人出は多く、駐車場も満杯。展望台へ上がり高原を見渡したが花はこれからの模様。
 私は高原道路を徒歩で下り、Sさんは先行し途中の駐車場で待って貰うことにした。私はツツジの花を拾いながらカメラに収め、下り続ける。朱色のレンゲツツジの外、ピンクのヤシオツヅジも咲いている(写真上)が、多くは固い蕾状態の木々。一度道路から灌木地帯へ入り躑躅に接近して眺め、シャッターを切った。鳴き声は蛙か。湿原地帯で水溜まりもある。森林地帯へ下り、小さな駐車場があったがSさんは見当たらない。そのまま下り続けると携帯メールが入り、Sさんは山の駅たかはらに居て、つつじは満開とのこと。位置が不明だが、大通りへ出れば分かるだろうと歩き続ける。見物者は多く、車が上がってくる。大通り分岐に案内板があり、山の駅は直ぐ先であった。

 満開躑躅の間を巡る 大通りから山の家へ右折したら、濃い朱色の花の一群が目に飛び込んで来た。近付くとそれも次々に連なっている。満開のヤマツツジが山の家を囲んで、Sさんのメールの通り、否それ以上か。Sさんはいないが、裏へ出て、先ずはツツジの間を巡る(写真下)。これが八方ヶ原の躑躅かと納得し、シャッターを切るのが忙しい。Sさんがつつじの間から出て来て、咲き揃う花の道を教えてくれた。広くはないツツジ群生地を凡そ八分程回り、丁度見頃の花々を観賞し、写し、山の家で昼食にした。
 温泉入浴に塩原温泉へ向かって貰う。また山中を走り、南会津への標識のある交差点を反対側へ曲がり、塩原福渡温泉へ着く。箒川原の露天風呂を探したが吊り橋を見付けられず、かんぽの湯に入り、先程食べ損ねたアイスクリームを湯上がりに戴く。帰途は那須へ出て、東北高速道は順調であった。
 Sさん、お陰様で、遂に、それも満開の八方ヶ原の躑躅を観賞することが出来ました。有り難うございました。(2019/06/11 K.K. 1262/1300)

◇日時 2019/5/26  ◇天候 晴 ◇資料 成美堂出版「花の名所と緑の散歩道230・躑躅八方ヶ原」46頁 ◇歩数等 11,000歩 8km

「通過時間等」自宅・高島平7:30-矢板八方ヶ原大間々9:55=山の家たかはら10:30/11:35-塩原温泉かんぽの湯12:30/13:20-高島平・自宅15:30