今回は、少しは涼しい森を歩こうと小田急江ノ島線沿線大和に、泉の森からふれあいの森を探し、近くの平塚に住む弟を誘った。両森の中間点で、偶然カワセミを見付けた。そして、その後数分間2人はカメラで追いながら、しばし二羽のカワセミの飛翔、乱舞を楽しんだ。
深い泉の森 今回は神奈川へと、手許のガイドブック”東京近郊里山ウォーキング”から泉の森からふれあいの森を選び、弟と小田急鶴間駅に待ち合わせた。私が10分程遅れたが、森へ向けスタート。嘗ての大山参りに往来した大山街道を行き、森への案内板を確かめ、小路に入る。古い住宅街なのに裏手に樹木が繁る森があり、驚く。泉の森入口では地元の方達が祭の準備中。深い森のようで、手持ちコース案内よりは奥へ入る。森中は陽は届かず、また涼しい(写真上)。散策者と交差しながら小径を辿ると左下に水面が見え観察池。波が立ち、弟、鯉がいるという。近付こうと反対側回ったが、ネットフェンスが囲み不可。諦め先へ進む。 緑のかけ橋を渡り、しらかしの池。湿地帯には花はなく、菖蒲は疾うに時期遅れ。池には鴨や鯉が泳ぎ、鯉は口を開け寄ってくる。子供用あそび小川もあり、家族連れも多い。展望デッキにはカメラマンが数人屯中。弟、池に杭を見付け、カワセミ撮影待機中と教えてくれた。管理棟しらかしの家で休憩し、展示物を見る。水槽内に女王蜂や川魚どんこ、かめなどがいて、また縞蛇の皮もあった。
カワセミを追う 草の繁る間から引地川の川面を見下ろすと、小魚が上下し子供の頃弟と遊んだ白水川を思い浮かべていたら、一羽の小鳥がスッーと川面を下った。エッ、カワセミだと気付き、後の弟へ伝えた。そのまま川沿いを下り橋の上に立っていると、二羽のカワセミが橋下を潜り、我々の間を数回上下する。コバルトブルーの羽根を翻し、美しい。なんとかカメラに収めたいと追い川上、川下へとカメラを構え直すが間に合わない。その内、一羽は森へ入ったが一羽は川上の堰端に止まり、弟は望遠を絞りシャッターを切るも、私のデジカメでは遠すぎる。しかし、思いがけない珍客カワセミを、これまででは一番長い時間観賞した。しらかし池の穴場だろうか。
ふれあいの森から大和駅へ ふれあいの森を行き、熊野神社へ階段を上がり参拝。花園があり、花壇には原色の花々が咲き、洋花だが名前が不明。相模鉄道が見え出し左折して、プロムナードから大和駅へ。駅前で昼食し、カメラを確認。私のはカワセミは全く空振りであったが、カメラが趣味の弟はバッチリ捕らえていた(写真下)。後日データを送って貰うことにし、小田急相模大野駅で別れた。 カワセミに出会い充たされた一方で、頭上に時々飛来するジェット機騒音にも遭遇し基地の街にも思いを致さなければと思った。 (2016/08/06 K.K. 1050/1100)
○日時 2016/7/28 ○天候 晴 ○費用 900円 ○資料 るるぶ「東京近郊里山ウォーキング 泉の森からふれあいの森へ」2003年12月 ○徒歩距離 10km 13,000歩 「通過時間等」自宅8:15-大江戸線8:54-小田急新宿駅9:18-同鶴間駅10:10=泉の森口10:20=観察池10:45=しらかしの池11:25=熊野神社11:35=大和駅前(昼食)12:00/12:20=小田急大和駅12:25-大江戸線新宿西口駅13:20-三田線春日駅13:36-自宅14:10