小諸から千曲川沿いに歩き布引観音に詣でる

北軽井沢に会議で宿泊した。翌日は迷わず、しなの鉄道で小諸駅へ出て千曲川を眺めながら布引観音に寄り、家内の故郷東御市を予定した。このコースは数年前から温めていたコース。一度車で通ったことがあり、また五木ひろしの”千曲川”にも影響されたかもしれない。地図を開き、小諸から布引観音迄は普通に歩ける距離と見立てていた。

浅間山麓は雪模様 朝雪がちらつき、宿泊先のある裏側から見る浅間山は真っ白。峠を越す軽井沢側は晴れていることを期待した。マフラーや帽子、簡易カイロと寒さ対策は準備した。軽井沢駅で、東京へ帰る一行と別れ、1人しなの鉄道に乗車。浅間山の麓を走り、約30分で小諸駅に着く。車中で、しなの鉄道小諸駅滋野駅間は約6kmと分かったが、滋野駅から田中駅迄は不明。乗車時間から4km程度とみた。昨夜家内の実家Yさんへ連絡したら、田中駅で待つという。
布引観音へ石段を上がる 小諸駅から大手門を経て北国街道に入る。風はなく寒いほどではない。道路標識に布引観音へ4kmとあり、想定通り。市街を出て坂を下り、街道と分かれると目の前に田畑が広がった。奥の山裾が千曲川だろう。大久保橋を渡り川沿いに行く。渇水期に入ったかなと思ったが、流れは多い。集落内を通ると武田信繁の墓の案内を見る。何故当地にと思ったが寄る余裕はない。山が迫り川との峡路となる(写真上)。谷川瀬音は久しぶり。庇状のトンネルを抜けると布引観音下であった。待ち合わせ時間から通過もあるが、此処まで来て素通りは許されないだろうと石段を上がる。二度目で往復20分程度かなと進むが、岩崖の間の参道は急で石があり歩きにくい(写真下)。牛岩や善光寺抜け穴を見て上がり切り本堂に参拝。参拝客はチラホラ。往復に40分要し、田中駅へ向け急ぐ。社務所で駅への時間を聞いたが、歩いては分からないといわれた。
迎え車に感謝 右を流れる千曲川の流域は荒涼とし、晩秋から初冬の風景。到底千曲川を口ずさむ雰囲気ではない。藤村ではなく五木千曲川だが。小諸市から東御市に入り、大分歩いて布引温泉。滋野の義姉に連れられ入浴したと思う。秋の刈り上げのお相伴で、家内も一緒だった。布岩の下を通り、方向を右手に採り布下集落へ。携帯が振動しYさんからで、予定時間よりは遅れて布下内と応えると、車で迎えに来てくれるという。ラッキーとばかりに、布下集落内の現在地を伝えた。
千曲川境橋が見え始めた地点で、後から車が来て駐まった、私が近道と細い道路に入ったため擦れ違ったらしい。田中駅前のゆうふる田中へ案内されると、義妹、義姉も一緒だった。温泉で汗を流し会食。私は先日の法事の御礼を申し上げた。帰りには、ご馳走になった上、お土産まで戴き、上田駅から新幹線とした。(2016/12/27 K.K. 1076/1100)

○日時 2016/12/11 ○天候 曇り ○現地交通費 480円 ○資料 小諸市観光案内所「信州小諸マップ」 ○徒歩距離 15km 21,000歩
「通過時間等」宿泊先8:50-しなの鉄道軽井沢駅10:04-同小諸駅10:35=大久保橋11:00=布引観音下11:30=布引観音11:50=布下12:30=境橋手前12:50-ゆうふる田中13:00/15:10-JR上田駅15:56-同上野駅17:25-三田線巣鴨駅17:43-自宅18:10