北上川河畔を歩き北上夜曲歌碑を往復する

 JR東日本大人の休日俱楽部パスを入手した。遠出先は、岩手県北上市で、北上川河畔を歩き、展勝地の先に北上夜曲歌碑があり、訪ねようと思う。少し古いハイキング資料から見付けていた(山と渓谷社「駅からハイキング」40頁)。これまでも目に付いてはいたが、ようやくチャンスが巡って来た。復路には、宮城県陸羽東線小牛田駅、古川駅間を乗車したい。

 北上川へ 上野駅から乗った東北新幹線を仙台で乗り換えて、北上駅に着いた。構内案内所で、歌碑迄4㎞、途中の珊瑚橋迄バスがあると教えて貰った。西口から乗ったバスは、市内から東北新幹線の陸橋、そして北上川を渡り降車し、左岸の河原を下り始めた。右手が桜並木の展勝地であり、有名な花見の名所で、テレビで見たことがある。ちらちらと咲く朱い花は躑躅のようだ。本日は曇りで、暑くはないが、桜並木へ入り歩き続ける。ようやく出口に至り、レストハウスだが、一部閉鎖中のよう。

 北上夜曲と思い出 先の土手へ上がったら歌碑があった。意外に大きな横長のもの。“匂いやさしい白百合の 濡れているよなあの瞳・・・想い出すのは 北上河原の月の夜”と刻まれている。1961(昭和36)年レコード発売しヒットしたという。私には思い出がある。高校2年の小旅行の際、担任のS先生が、バスの中で自らマイクを握りこの歌を唄い、北上河原の部分を山形市内を流れる馬見ヶ崎川と替えたのだった。いかつい先生には不似合いであったが、拍手喝さいであったと思う。その先生も大分前にお亡くなりになった。個人的にもお世話になった。

 小牛田行きは断念 河原は広く往きとは別ルートで珊瑚橋へ戻り、駅へと歩く。この時期大河北上の流れは多く、川幅一杯に流れ下っている。歌碑から50分程で駅へ着いたが、予定した東北本線は5分前に行ってしまっていた。当駅は二度目で、北上線で横手駅へ出て山形へ帰郷したことがあった(18.7.1)。未だ14時で、陸羽東線小牛田駅へとスマホで路線検索をしたが、旨く乗り継ぎが繋がらない。新庄駅から小牛田駅迄が陸羽東線だが古川駅、小牛田駅間が未乗車で、今回埋めたいと予定するも、残念だが諦めようと東北新幹線に乗車し、郡山駅から会津若松駅へ向かった。明日の乗り鉄や訪問先である。(2025/7/9 K.K.1608)

◇日時 2025/6/24  ◇天候 晴  ◇資料 北上市内案内図  ◇交通費 大人の休日俱楽部パス+200円  ◇歩行距離等 14000歩 10㎞
「通過時間等」自宅8:10-JR上野駅9:14-同北上駅12:09=珊瑚橋バス停12:20=北上夜曲歌碑12:50=珊瑚橋13:35=JR北上駅14:30-同郡山駅16:15-会津若松駅17:30=宿泊先17:40