先日、上板橋に川中美幸の“二輪草”歌碑を訪ねた。最近在宅が専らで、夕方は、演歌・歌謡曲を聞いては時間を潰している。他方、これまでそっちこっちを歩いて、歌碑に出会うこともある。少し前だが、小樽運河では、“小樽のひとよ”、青森港では、“津軽海峡冬景色”の歌碑を見た。そんなことで、歌碑に関心が生じ、ネットで調べると、都道府県別リストがあり、都内をピックアップし、今回は、都心の歌碑を巡ることにした。
八重洲の“宵待ち草”の碑から リストから6碑程を抜き出し、八重洲、銀座、新橋と歩き、時間があれば、上野駅へと予定し、出掛けた。三田線を大手町駅に降り、長い地下通路を東京駅北口へ歩いた。地下を上がると、雨、それも激しく降っている。傘はあるが、歩くには支障がある。最初は八重洲の信託銀行本店前にある“宵待ち草”の碑で、傘を指し銀行の前庭かとウロウロしたが無く、警備員に教えて貰い、竹久夢二の独特の絵付きの碑がビル前にあり(写真上)眺め、カメラに写した。歌は聞いたことがある程度だが、なぜ当地に建っているのかは、その後の調べでも不明。
雨で、地下鉄で移動 雨降りに歩くのは止め、隣の地下鉄入口の階段を降りる。銀座線日本橋駅から銀座駅まで乗車。地下鉄銀座駅は迷路で、“有楽町で逢いましょう”の碑はマリオン前だが、出口を探すのに苦労。偶然マリオンの一階へ上がり前庭へ出ると、それらしき石があり近づくと、正解。フランク永井が唄うこの歌は中学生の頃、大ヒットし、有楽町が一躍有名になったと思う。
石原裕次郎外の“銀恋”の碑は、直ぐ先の筈だが、現在地が分からず、マリオン正面へ回り位置を知り、数寄屋橋の反対側に元西銀座デパートを探し、その空き地の先に、歌碑は見付かった。この歌はデュエットの定番曲と言われるが、唄ったことはない。
銀座から新橋へ 地下鉄銀座駅は地下鉄三線が交差し新橋方面行きのホームの位置が想定と違い、また戸惑ってしまうが、何とか乗車し新橋駅に着く。こちらは単純で、想定通りの銀座に近い出口へ出て、歌碑“銀座の柳”へと、新橋と銀座の境辺りを行くが無い。銀座寄りだろうと早とちりしていたが、新橋郵便局の傍で、新橋側へ戻って到達。懐メロも古く、一度位聞いた程度の歌だが、その名通り、柳の下に大きめの歌碑が鎮座していた(写真下)。雨は止んでいて、“鉄道唱歌”の碑のある新橋駅烏森口は近く、烏森の駅前を探したが見当たらない。駅で汐留側と教えて貰い、あった。隣のデゴイチの車輪を入れてカメラを向けた。
本日、久しぶりに友人との昼食で、濡れたシャツを着替えJR御徒町駅へ向かう。食事後、歩いて上野駅の歌碑“ああ上野駅”へとも考えていたが、友人は予定があると言い、大江戸線で、三田線乗り換えの春日駅にした。(2020/9/8 K.K. 1345/1400)
◇日時 2020/8/23 ◇天候 雨後曇り ◇交通費 490円 ◇歩行距離等 8km 11,000歩 ◇資料 昭文社「東京都市図」「通過時間等」自宅9:30-三田線大手町駅10:15-八重洲歌碑10:30-銀座線日本橋駅10:35-同銀座駅10:45-銀座歌碑10:55/11:00-銀座線銀座駅11:10-同新橋駅11:15-新橋歌碑11:25/11:35-JR新橋駅11:40-同御徒町駅(昼食)12:00/13:10-大江戸線上野御徒町駅13:20-三田線春日駅13:35-自宅14:05 |