我が区板橋と練馬区池袋は隣接し、JR板橋駅から近い東上線を越すと池袋とは知ってはいたが、歩いたことはない。一度練馬区へ入り山手通りを歩き、板橋区へ戻るコースを思い付いた。下板橋駅には東上線記念碑があり、山手通りを戻った平尾宿付近の子安神社は未訪だ。これらをコースポイントにすれば、それなりの脱巣ごもりハイクだろう。
東上線下板橋駅へ 最近天気は不順で、本日も午後は雨の予報。今回選定コースは午前中には帰宅出来るだろうと出掛けた。三田線新板橋駅からJR板橋駅へ寄り、来週からのJR東日本割安パスを求め、池袋へと方向を採る。
未だ板橋区内だが初めての地。想定通り東上線を渡ったが、下板橋駅(写真上)の位置が大分成増駅方向にあった。隣の緑地に東上線記念碑見付けた。明治36年、板橋の実業家が東京と上州渋川間の鉄道敷設を計画し、最終的には東武鉄道が乗り出し、開業し、頭文字から東上線とネーミングしたとある。同線は、下板橋駅より上板橋駅が下った先で、中山道と同じであり、江戸時代の名残であろうか。
池袋富士、現川越街道 また踏切を渡って池袋へ入り、池袋氷川神社を探す。住宅密集地で小路が入り込み、回り道したが裏から境内へ。下町神社としては立派なもので参拝し、隣を見ると富士塚があり、形がよい。池袋富士とある。江戸庶民の富士山崇拝、盛んだった富士講が窺われる。ここで右手の山手通りへと予定していたが、正面参道を行く。そろそろ右折と、重林寺先で大通りへ出たが、現川越街道とある。エッと思いながらも下ると、山手通りは先と分かる。ともに高速道路の下で同じような道路構造。大きな交差点へ至り、角の熊野神社へ詣でる。こちらも広い境内の社。狛犬をカメラに収めた(写真下)。当地は板橋区熊野町とある。
子安神社 山手通り歩道を下り続ける。緩い坂を上がると下は、東上線。右に目をやったが、もう下板橋駅は見えない。そろそろかなと右折し子安神社であった。大きな木々が繁り境内は薄暗い。また社殿前で手を合わせ、石に腰を下ろして休憩し水を飲んだ。
板橋区役所方向へ歩くと、宗仙寺。山門の位置が分からず、一回り。覗いたら、古刹も近代的に模様替えされ、通りすがりに寄るような雰囲気ではない。
四つ又馬頭観音? 坂を下って、四つ又馬頭観音だが、高速道路真下に小さなお堂があるも、名は不明。道路端に案内板があり、それでは少し離れたビル街にあるとの表示。案内図に沿い二度探しまわったが、出会えない。諦めて区役所前駅から三田線で帰宅。丁度雨が落ち始めた時であった。帰宅後、ネットで調べると馬頭観音は最近移動したようで、私が見た小さなお堂らしい。我が家から近いので、その内確かめようと思う。(2020/9/17K.K. 1347/1400)
◇日時 2020/9/6 ◇天候 曇り ◇交通費 シルバーパス利用 ◇歩行距離等 7km 10,000歩 ◇資料 昭文社「東京都市図」22頁、「観光いたばしガイドマップ」 「通過時間等」自宅8:50=新板橋駅9:15―JR板橋駅9:25=東武下板橋駅9:40=池袋氷川神社9:55=現川越街道10:10=熊野神社10:25=子安神社10:45=三田線板橋区役所前駅11:10=自宅11:30 |