ロープウェイで箱根大涌谷を越し芦ノ湖へ

 箱根仙石に宿泊先が確保できた。一年振りで、アクセスルートを思案し、箱根ロープウェイ未乗車の早雲山から大涌谷へ上がり、芦ノ湖側へ下ることにした。山歩きには足りないが、秋景色を楽しみ、雰囲気には浸れよう。調べたら、箱根湯本駅からバスで、ロープウェイ早雲山駅へのルートがあった。現在の私には手ごろなコースとなろう。

 箱根湯本から早雲山へ 小田急新宿駅から小田原駅へ出て、箱根登山鉄道で湯本駅に降り、バスを待った。駅は混んでいるが早雲山駅行きバスの乗客は少ない。本日は天気も良く、風もない。湯本から大平台、宮ノ下、小涌谷へと走り、小涌園前で右折し東海道を離れると山中となり、往来する車も少なくなった。しかし、山坂途中の早雲山駅バス停付近で渋滞し、降車迄に時間が掛かり、これからの前兆であった。早雲山駅も混み合っている。

 ゴンドラ乗車 標高757mの早雲山駅から大涌谷行き上りのゴンドラは、乗車までに列をなし時間が掛かった。眼下は箱根の山々だが秋色は薄く、未だ色付き始め。今夏の暑さの影響だろう。標高1044mの大涌谷駅に着いてまたびっくり。駅舎を出るのに時間を要した。目前に広がる大涌谷は、冠ケ岳(1,409m)下の火口で相変わらず噴煙を上げている。先ほどゴンドラからも見えた。少し前噴火の兆しがあり立ち入り禁止の時期もあったが、現在は落ち着いているのは、その風景からも窺える。カメラに収めて、桃源台行きへと駅へ戻ってまたびっくり。

 富士を眺める 長い、長い列をつくり、それがなかなか進まない。大半がインバウンド客のようだ。中には、半そで半ズボンの外国人も見える。窓から富士山が見え、しばしの慰めか。富士はどこで眺めても秀麗だ。もう白富士だ。今年は初冠雪が遅れていると報道があった。30分程並んで下りのゴンドラに乗車。芦ノ湖側だが、こちらの紅葉も始まったばかりのよう。姥子駅に停車し、さらに下り続けた。芦ノ湖畔の桃源台駅(標高741m)に着き乗客が少なくなり、停車中のバスに乗って仙石へ向かう。思ったより長く山中を走り、仙石原へ出るとススキの原が広がっている。台ヶ岳バス停に降り、宿泊先には想定内の時間に着いた。(2024/12/17 K.K. 1582)

◇日時 2024/11/17 ◇天候 晴 ◇交通費 3,750円 ◇歩行距離等 8,000歩 6㎞ ◇資料 小田急「小田急箱根交通ガイド」24.10                                                   「通過時間等」 自宅8:55-神保町駅9:40-小田急新宿駅10:20-箱根登山鉄道小田原駅11:40-同箱根湯本駅12:40-箱根ロープウェイ早雲山駅13:15-同大涌谷駅14:20-同桃源台駅15:30-台ヶ岳バス停15:50=宿泊先16:00