青森駅で、竜飛岬行きを諦め、奥羽本線を乗り鉄することにした。本日は竜飛岬への予定であるが、雨が降り続いている。今朝一ノ関駅での東北新幹線への乗車も雨の中であった。昨夜の天気予報も青森を含め、雨の予報。今、梅雨シーズン真最中で止むを得ない。9時過ぎ青森駅に着き外へ出て見たが小降りの雨は止む様子はない。これでは津軽海峡の展望は楽しめない。岬は逃げない、また来れば良いと決断し、案内所で岬のパンフを入手した。
思い出の奥羽本線へ 奥羽本線は、私にとっては思い出の鉄路である。上京する迄高校時代から約4年間乗車した。東根駅から山形駅への間だが、奥羽本線は福島から青森へと長く、ほんの一部に過ぎない。私が利用していた昭和30年代は能代行きや大館行きが走り、夜行は弘前行きや青森行きもあったと思う。国鉄時代である。その後半世紀経過し乗り重ねたが、弘前、秋田間は未乗車である。今回乗り切るチャンスにした。
弘前駅で乗り継ぐ 青森駅発9時52分弘前行きに乗車。構内にねぶた山車灯籠がありシャッターを切った(写真上)。満席の電車は新青森駅を過ぎ高原のような地帯を走り、川部駅を通過した。五能線の分岐駅。同線は、数年前十二湖駅から乗ったことがある(16.9.4)。弘前駅で時間があり、乗り鉄用カップ酒を求め、秋田行きを待つ。過去に白神山地ハイキングや弘前城見学で数回乗降した駅(12.6.16外)。名産リンゴの大きな飾り物がロビーに飾られている。
未知の小さな駅に停まりながら、雨の津軽を行く。大鰐温泉駅は、過去に冬の国体が開かれ知っていて、確かめようとスマホ検索したが出て来ない。碇ヶ関駅から山間の峠を越え秋田へ入り、わが国では何処の県境も山を越すのが殆どのようで、やはり山国である。
ハチ公の故郷大館 平地へ出て、大館駅へ。忠犬ハチ公のふるさとの案内があり(写真下)、そうかハチ公は大館生まれであったのだ。カメラに収めた。当駅から盛岡駅へ花輪線が繋がるが乗ったことが無く、今後も乗れるだろうか。
東能代駅を過ぎ、右の車窓に広い水田と沼が見え、八郎潟地区。米作全盛の時代、干拓事業の一大モデル地区であり、小学校の社会科教科書にも載っていた。追分駅とは珍しい駅名。旧街道宿場名ではあるが、男鹿線との分岐駅で地名もそうなのだろう。男鹿は是非訪ねたい地である。
両側の車窓風景が住宅街になり、秋田市内へ入ったことを知る。そして、秋田駅へ滑り込み、私の奥羽本線乗り鉄は終わった。手許の地酒カップは大分前に空になっていた。
秋田新幹線へ乗り換える 秋田新幹線は全席指定券が必要と知り急遽求める。次の地酒は既に手にあった。大曲駅迄は進行とは反対向きの座席に座り、そう、大曲だったなと思い出し、2時間強で仙台駅に着き改札を出ると、同級生Aさんが待っていてくれた。彼の計らいで、今夜は仙台Aさん宅泊にした。(2019/07/10 K.K. 1267/1300)
◇日時 2019/6/22 ◇天候 雨 ◇交通費 大人の休日倶楽部パス ◇資料 JR東日本路線図
「通過時間等」宿泊先6:50-JR一ノ関駅7:12-同新青森駅9:11-同青森駅9:52-同弘前駅11:23-同秋田駅14:14-同仙台駅16:30-Aさん宅17:10