新聞報道で、都内足立区に九条の碑が建立されたと知った(22.6.22朝日)。憲法九条を堅持しようとする方々の意思表示であろう。非武装中立を唱えた党は消滅し、最近では、自衛隊を明記する改正案も出ているご時世である。そんな中、市民団体が寄付を募って建立したという。私は、学生時代仲間と勉強した統治行為の理論等憲法判例を思い出し、基本の判例集は取っておいたはずと探したがもうなかった。
九条の碑 地図で調べると、京成本線京成関谷駅が最寄り駅と分かり、JR巣鴨駅から日暮里駅で京成本線に乗った。関谷駅は一度くらい利用したと思うが土地勘はなく、駅前案内図を頼りに駅前通りから10分前後歩き、柳原リハビリテーション病院を探し到達したが、前庭には見当たらない。
受付で教えて貰い戻ると、九条の碑は住宅の間にあった。ステンレス製の球体で、九条の条文が刻まれている。カメラに収めたら自分も写っていた(写真上)。これも製作者の意図で、自分が生きているのは平和のお陰と自覚して欲しいとの事のようだ。
向島百花園句碑 京成関谷駅隣の東武伊勢崎線牛田駅から東向島駅へ。久しぶりに向島百花園を訪ねたい。駅高架下よりほぼ真っすぐに歩いて園内へ入った。今回の目的は、芭蕉句碑だが、秋の紅葉はどうだろうか。句碑は二つあり、“春もやや けしきととのふ 月と梅”、“こにやくの さしみ少し 梅の花”前句は見覚えがあるが、後句は初めて知る。江戸後期に梅園として開かれた当園には相応しい句とある。
広くはない園内は秋色を濃くし、ススキが目立っていた(写真中)。墨堤通りへ出ようと右へ出ると白髭神社前で、参拝しコロナ早期退散を願う。
墨田区少年野球場 墨堤通りを遡上し、右手に墨田区少年野球場を探す。少し歩いてビール会社の先にあった。本日もグランドでは少年達が練習中。この球場は有名で、当地に住んでいた少年時代の王選手が練習に励んだ地で、ここで荒川コーチに見いだされ早実高校、ジャイアンツ、ホームラン王と歩んだが、その原点が当球場という。ゲートには一本足の王選手のレリーフがある(写真下)。今年、村上選手にホームラン記録は更新されたが、記録は破られるためにあるとも言われる。
右手の隅田川土手を越し、桜橋で隅田川を渡って浅草地区へ入り、バス停を探したがウロウロしてしまい、都営線浅草駅迄は遠く、時間を喰ってしまった。(2022/11/23 K.K. 1481/1500)
◇日時 2022/11/03 ◇天候 晴れ ◇交通費 460円 ◇資料 昭文社「東京都市図30立石」20004.4版 ◇歩行距離等 13,000歩 9㎞ 「通過時間等」自宅8:30-JR巣鴨駅9:10-京成日暮里駅9:19-同関谷駅9:35=九条の碑9:45=東武牛田駅10:03-同東向島駅10:10=向島百花園10:25=白髭神社10:45=墨田区少年野球場11:00=桜橋11:10-都営浅草駅11:42-同神保町駅12:03-自宅12:40 |